頭皮のセルフチェックはどうすればいいの?

頭皮ケアの基本

育毛剤は医薬部外品に分類される商品であり、頭皮の環境を改善することで健康的な髪の成長を促すことを目的とした商品を指します。ここでよく誤解されがちなのが「発毛剤=育毛剤」であるというもの。両者には商品の目的や法律面で明確な違いがあります。

前述したとおり、育毛剤が血行や頭皮環境の改善によって間接的に育毛促進を試みる医薬部外品であるのに対し、発毛剤は発毛に直接的な効果が認められた成分(ミノキシジル)を含む医薬品であることが挙げられます。

頭皮を柔らかくすることで得られるメリット

頭皮は通常弾力性のある状態になります。弾力のある頭皮は育毛剤などの浸透もよく、血行なども正常なので育毛剤などの爽快な使用感を感じやすいといってもいいでしょう。頭皮は硬くなることで毛細血管などを圧迫してしまいます。これは血行不良もですが、頭皮にダメージなどを負った際にも分散させることができないので、頭皮に傷などをつくりやすい状態になってしまいます。

頭皮を柔らかくすることは衝撃や刺激を緩和させることをはじめ、血行促進で毛根などを正常な大きさにする助けになるので育毛や発毛を考える際にはまず頭皮ケアが基本として、覚えておくと良いでしょう。

頭皮はどれくらいの硬さが正しいの?

個人差はありますが、頭皮は椅子などに座って膝が90度の状態でひざから10~15センチほどの太ももの表面の押した時の柔らかさが本来の頭皮の柔らかさに近いとされています。この状態よりも硬いと感じたら、頭皮ケアを少し考えていくきっかけになるかも知れません。

頭皮ケアはどこからはじめればいいの?

頭皮ケアはヘッドマッサージやスカルプ用品を考えるかもしれません。
ですが大事なのは「毎日継続できる」ことになります。
ここで見直すべきなのは実は毎日のシャンプーとドライヤーの使い方になります。

正しいシャンプーの方法

シャンプーで大事なことの一つとして、頭皮全体をしっかりと濡らすことが挙げられます。
生え際、頭頂部、襟足をしっかり濡らし、すすぎも同様にシャンプー剤を残さないようにすすいでいくのですが、シャンプー剤が残ったままドライヤーを使用してしまうと、頭皮ケアを邪魔してしまうことにつながるので注意が必要です。
すすぎは、美容室などのシャンプーと同じように、生え際、頭頂部、襟足とシャワーヘッドを当てていく方法がすすぎ残しが少なく、おすすめです。
また、頭皮トリートメントなども頭皮ケアにはおすすめのアイテムになります。

男性でもドライヤーはマストアイテム

自然乾燥という言葉があります。一見するとダメージをだしにくいように見えますが、自然乾燥は実際には頭皮の水分が85%ほど残っている状態になります。この状態で就寝することで枕などの寝具との蒸れが起こり雑菌を増やし、頭皮の炎症に繋がってしまいます。また、余分な水分は頭皮の悪臭にも繋がるので大事な部分としてドライヤーはしっかり使うようにしましょう。

頭皮は乾いている状態の方がダメージを受けにくい

ドライヤーで頭頂部から風を当てることで、頭皮の形に添って水分は下に落ちていきます。
美容室などのドライヤーが上からあたるのと同じ形ですね。
ドライヤーをしっかり当てることで雑菌の繁殖や頭皮の臭いなども押さえてくれるのでボウズスタイルなどでもドライヤーは当てておくことが大事になります。

セルフケアは色々試して、自分にあったものを

今回ご紹介した方法以外にも、自分でできるケア方法は存在しますが、中でもシャンプーとドライヤーの見直しはすぐに試せる上に、日常生活の延長線情なので、長期的に見て頭皮ケアを考える際には最初に試してみるのも良いでしょう。